飛騨初、四年制大学構想 高山市で準備委初会合

2019年11月03日 07:39

設立準備委員会であいさつする井上博成さん=2日午後、高山市問屋町

設立準備委員会であいさつする井上博成さん=2日午後、高山市問屋町

 飛騨地域初の四年制大学を岐阜県高山市につくろうと、私立大の「飛騨高山文化環境大学(仮称)」の設立準備委員会が2日、同市内で開かれた。計画では1学部2学科で、経済学部に環境経済学科と文化経済学科を置き、それぞれ全日制と通信制を設定。地方再生を担う人材の育成を目指す。

 飛騨地域では、少子高齢化や若者の都市部流出で、事業承継が困難になるなど、産業喪失の懸念が深まっている。このため、飛騨高山の歴史文化や自然資源を学び、起業などで創造力を発揮する人材を育てるのが狙い。早ければ2022年春に開校する目標を掲げる。

 京大大学院(経済学)に在籍する傍ら同市で小水力発電事業を行う飛騨高山小水力発電を経営する井上博成さん(30)=同市西町=が設立した、「飛騨高山大学設立基金」が計画の中心。井上さんは基金代表理事を務め、元高校教諭の紅谷正勝さん(57)=同市山田町=らと共に基本構想を練っており、環境経済学は井上さん、文化経済学は紅谷さんが担当だ。紅谷さんは「文化政策・まちづくり大学校飛騨高山校」で市民講座を開くなど構想を実践している。また、井上さんは発電事業の収益を基金に充てる。

 同基金の設立準備委員は18人で、京大、岐阜大などの大学教授や有識者、自治体、企業関係者らで構成される。この日、同市問屋町の設立準備室で第1回委員会を開いた。井上さんは「『高山に根付く大学をつくりたい』というのが高校時代からの夢。皆さんに意見をいただいて設立に向けて進みたい」と語った。

 今後、委員会を重ねて詳細を話し合う。


カテゴリ: 教育