丸窓電車、現役の輝き 修繕完了しお披露目

2019年11月05日 08:11

綱で引っ張って車両をお披露目する園児ら=岐阜市金町、金公園

綱で引っ張って車両をお披露目する園児ら=岐阜市金町、金公園

 岐阜市指定重要文化財で1926年に製造された「丸窓電車(モ513号車)」の全面修繕が終わった。同市金町の金公園で4日、お披露目式があり、関係者や大勢の家族連れ、鉄道ファンらが、きれいに生まれ変わった地域のシンボルの晴れ姿を祝った。

 岐阜商工会議所や市内企業・団体、市などでつくる「岐阜駅周辺活性化実行委員会」が、岐阜駅北口駅前広場の完成10周年記念イベントの一環として開いた。

 車両は長さ13・3メートル、幅2・2メートル、高さ4メートル。旧名鉄岐阜市内線などを走っていたが、廃線後の2006年に同公園に移設。老朽化による雨漏りの修繕や、剝げた塗装を塗り直した。

 式では加納幼稚園児約50人が、修繕していた柵内から車両を綱で引っ張って、来場者にお披露目。柴橋正直岐阜市長が「岐阜の新たなシンボルとして大切に受け継いでいきたい」とあいさつした。修繕を監修した「丸窓電車を保存する会」の廣瀬康之代表(55)は車両の歴史を説明し、「みんなでお祝いできてうれしい」と笑顔で語った。


カテゴリ: くらし・文化