名鉄高架化覚書を締結 数年内にも着工

2019年11月20日 07:49

  • 覚書の締結式に出席したした(左から)大野一生岐阜市議会議長、柴橋正直市長、古田肇知事、安藤隆司社長、玉田和浩県議=19日午前、県庁 
  • 名鉄岐阜駅の上空から南東方向を望んだ際のイメージ図。写真左上に加納駅と茶所駅を統合した駅が位置する(県提供) 

 岐阜県と岐阜市、名鉄は19日、名鉄岐阜駅―岐南駅の高架化事業を推進するための覚書を締結した。「開かずの踏切」がなくなることに伴う交通渋滞の緩和や、新駅の整備による中心市街地の活性化が期待される。県都市計画審議会の承認などを経て数年以内に着工する見込みで、着工から完成までは15年程度かかるとみられている。

 高架化は約2・9キロの区間。中心市街地を縦断するためピーク時の遮断時間が1時間当たり40分以上の踏切など13の踏切がある。都市計画案では、茶所駅と加納駅を統廃合し、両駅の間に新駅を新設する。高架部分と交差する境川の整備も併せて行う。

 事業は、調査を実施した1970年度に事実上スタートしていたが、JR岐阜駅周辺の高架化を先行するなどしたため遅れていた。99年には国の着工準備決定を得て、整備方針や財源などの調整を続けていた。事業費は数百億円に上るとみられており、国、県と市、名鉄が負担する。

 この日は県庁で締結式があり、古田肇知事、柴橋正直市長、安藤隆司社長が署名。玉田和浩県議、大野一正市議会議長が立ち会った。

 古田知事は「ほぼ半世紀にわたる悲願が、やっと後戻りのないところ(覚書)までたどり着いた」と述べた上で、着工を急ぎたい考えを示した。柴橋市長は「沿線地域は早期の事業化を切望していた。周辺のまちづくりが飛躍的に進む」と期待感を述べ、安藤社長は「事業を着実に推し進めていく」と決意を語った。


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