合掌造り家屋冬支度 白川村の民家園で雪囲い

2019年11月20日 07:59

合掌家屋で雪囲いのための「おだれ」を取り付ける職員=白川村荻町、合掌造り民家園

合掌家屋で雪囲いのための「おだれ」を取り付ける職員=白川村荻町、合掌造り民家園

 雪深い冬に備え、岐阜県白川村荻町の合掌造り集落などで、家屋の雪害対策「雪囲い」が始まっている。同所の野外博物館「合掌造り民家園」では18日、職員が茅(かや)を使った昔ながらの雪囲いをした。

 同村では冬に2メートルほどの積雪となることも珍しくない。屋根から落ちた雪から家を守ったり軒先が埋まらないよう、各家が建物を木の板やビニール製のトタンで囲む。冷たい外気を室内に入れないようにする狙いもある。同園では観光客に風情を味わってもらおうと、茅で編んだ伝統的な「おだれ」を使っている。

 この日は、同園職員2人が県重要文化財の合掌家屋「旧東しな家」で作業。家の東側に置いた角材の骨組みに、おだれ8枚を並べ、竹ざおで押さえて固定した。水上幸喜さん(72)は「これをやって、ようやく白川村の冬が迎えられる」と話した。

 同園は、園内の合掌家屋18軒程度で順次、雪囲いをする。


カテゴリ: くらし・文化