「麒麟がくる」濃姫交代、県内はらはら 登場シーン減る?初回PV影響は?

2019年11月23日 08:19

乗降客に「麒麟がくる」の大河ドラマ館をPRするフラッグ=22日午後、JR岐阜駅

乗降客に「麒麟がくる」の大河ドラマ館をPRするフラッグ=22日午後、JR岐阜駅

 濃姫役で出演予定だった女優の沢尻エリカ容疑者(33)が逮捕され、放送開始の延期も取り沙汰される来年放送のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。NHKは収録済みの出演場面を撮り直す方針だが、予定通り1月5日に放送を開始できるかは不透明だ。主人公明智光秀ゆかりの地として誘客に力を入れる岐阜県内の観光関係者らは不安を募らせる。21日には代役に川口春奈さん(24)の出演が決定したが、見通しの立たない状況が続き、関係者は気をもんでいる。

 ドラマを商機に土産物づくりに取り組む山県市商工会の宇野睦会長(56)は「岐阜が映る場面は再収録の対象だろう。放送まで時間がないからと台本を変えて岐阜の場面が減ってしまったら困る」と気をもむ。

 岐阜市では来年1月5日、斎藤道三役の俳優本木雅弘さんをゲストに迎えた初回放送のパブリックビューイング(PV)が予定され、定員の3倍以上の応募があった。主催者は「驚いている。予定通り放送してほしい」と願う。

 1月11日には大河ドラマ館が岐阜、可児、恵那の3市で一斉に開館する予定。恵那市の担当者は、初回放送が遅れれば開館も遅れる可能性があるとし「観光客への対応が必要になるかも」と焦り、岐阜市の担当者も「早く放送日を決めてほしい」と訴える。

 光秀の出生地としてPRする可児市の冨田成輝市長は「事件後も多くの人が激励してくれ、ドラマ館を紹介するサイトのアクセス数も伸びている。みんなが心配して応援してくれている」と感謝。代役が決まったこともあり、市観光協会の関係者は「放送中の逮捕でなくて、まだ良かった。前向きに考えたい」と冷静に受け止めた。


カテゴリ: 社会