「世界の高鷲」へ結束 6スキー場連携

2019年11月23日 08:08

  • 一丸で高鷲地域を盛り上げることを誓った各スキー場の代表者ら=郡上市高鷲町鷲見、ホワイトピアたかす 
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 岐阜県郡上市高鷲町にある6カ所のスキー場と系列5ホテル、高鷲観光協会は今季から、「TAKASU MOUNTAINS(タカス・マウンテンズ)」の統一ブランドで、一体的なスノーリゾートとして連携していく。22日には、スキー場「ホワイトピアたかす」で今季の営業開始に合わせて関係者が会見し、"ワンチーム"体制で西日本最大級のスノーリゾートを目指すと意気込みを語った。

 連携するのは高鷲スノーパーク、ダイナランド、ひるがの高原スキー場、鷲ケ岳スキー場、ホワイトピアたかす、郡上ヴァカンス村スキー場の6カ所。スキー人口が減少する中、統一ブランドでロゴやリーフレットを作り、知名度を高める狙いだ。

 特に力を入れるのが外国人の誘客。高鷲地域では近年、タイなど東南アジアからの団体客が増加。それでも6カ所の昨季の合計客数は約81万2千人で、外国人の比率はわずか1%。4カ所を運営するマックアースの堀江政志CMO(最高マーケティング責任者)は「雪体験の需要は増えており、まだまだ伸びしろがある」と期待を込める。

 各スキー場ではスノーモービルやそり遊びなどスキーをしなくても楽しめる雪上アクティビティーを充実させており、さらなる外国人ツアー客の獲得を狙う。

 また、複数のスキー場を楽しめるよう共通リフト券を販売。国内スキーヤーの需要の掘り起こしを図る。例年、ホワイトピアたかすを皮切りに営業が始まり、高鷲スノーパークが最も遅い5月上旬まで楽しめる。一体的な営業で、半年間の「長期営業」をアピールするほか、早朝やナイターなどスキー場ごとに異なる営業形態を強みとし、多彩なニーズに応えていく。

 公共交通機関が少ないという地域最大の課題に対しては、各スキー場やホテルを周遊する無料バスを走らせる。東海北陸自動車道ひるがの高原サービスエリアで高速バスの乗り継ぎもでき、移動手段を持たないことが多い欧米の個人客も積極的に呼び込む考えだ。

 会見で、各スキー場の支配人らは子ども向け施設の充実や若年層の獲得など今後の戦略を語った。先陣を切って営業を開始したホワイトピアたかすを運営するP・I・A・ネクサスの谷口美徳社長は「地域一丸の取り組みが加速していくよう、サービス向上に努めたい」と話した。


カテゴリ: 経済