中3転落死「いじめ要因」 岐阜市第三者委が認識

2019年11月23日 08:28

 岐阜市立中学校3年の男子生徒(14)がマンションから転落死し、自宅からいじめを示唆するメモが見つかった問題で、第三者組織の市教育委員会いじめ問題対策委員会は22日、いじめが男子生徒の転落死の要因との認識を示した。教員間の連携不足が、いじめが悪化した背景にあるとも指摘。今後要因を確定するとともに、再発防止策などを議論し、12月19日までに報告書をまとめる方針。

 第三者委では、これまで生徒への聞き取り調査などを検証し、男子生徒への金銭の要求、給食で嫌いな食べ物を押しつけるなどのいじめ行為が約30件あったと認定。転落死した7月までの約1カ月間にいじめが集中、激化していたことから、いじめが転落死の要因と考えていることを示した。さらに転落死は自殺と捉えていることも明らかにした。

 5月31日に同級生の女子生徒が、男性生徒が他の生徒から給食で嫌いな食べ物を押しつけられていたなどと訴えたメモを受け取った当時の担任教諭は、校長ら管理職と共有しなかった。こうした教員間の連携不足が、いじめの発見が遅れ、大きくなった要因とした。

 いじめに関わった生徒について、橋本治委員長は「2、3人だったり、1、2人だったりした。10人近いものもあった」と述べた。


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