「洞戸みそ」復活へ奮闘 素朴な風味、イベントで人気

2019年11月30日 08:43

試作品として発売された、昨年仕込んだ洞戸みそ=関市洞戸市場

試作品として発売された、昨年仕込んだ洞戸みそ=関市洞戸市場

 かつて岐阜県関市洞戸の上菅谷地区で製造していた「洞戸みそ」を復活させようと奮闘する、地元有志8人でつくる「ほらど里味噌(みそ)の会」(淵ノ上郁子代表)が、今月行われた洞戸地域の二つのイベントで、昨年仕込んだ試作品を販売した。塩気や甘みのバランスがとれた味、素朴な風味で人気を博し、会員らが復活への確かな手応えをつかんだ。

 洞戸みそは1983年、地元の農業婦人クラブの女性会員が「菅谷特産物加工組合」を設立し、製造を始めた。一時は年7~8トンを販売していたが、高齢化で担い手不足が顕著となり、一度は製造が途絶えた。

 昨年は大豆、こうじや塩の種類や比率を変えて、計200キロを仕込んだ。その中から厳選した種類のみそを「関にし秋の祭典」と「ほらどキウイマラソン」で試験販売し、3日間で約200パックがほぼ完売した。さらに地みその風味を味わってもらおうと、焼きおにぎりやみそ汁、焼き肉のみそだれ、みそおでんも販売した。

 淵ノ上代表は「『おいしかったよ』と言ってもらえて素直にうれしい。品質を一定にするなど課題はあるが、ゆくゆくは地元の道の駅などで販売できるようになりたい」と気持ちを新たにした。


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