女子高生発想〝異色〟の旅館 #民家 #リノベ #カワイイ

2019年12月01日 08:57

  • 民家をリノベーションした(右から)平岡佑菜さん、大田雅さん、大田薫さん。紫の壁に白いベッドが際立つ洋室=高山市三福寺町、ポップカルチャーハウス 
  • ピンクの外壁が目立つポップカルチャーハウス 

 女子高校生の発想で木造2階建ての一軒家をリノベーション(改装)した旅館「ポップカルチャーハウス」が岐阜県高山市三福寺町にオープンした。「古き良き日本」を求めて外国人観光客が訪れる飛騨高山で、あえて「カワイイ」をコンセプトに、ピンクや紫など色鮮やかで「SNS(会員制交流サイト)映え」する部屋に仕上げた。

 家を所有する大田薫さん(31)=名古屋市=が「高校生の自由な考えを生かして民家を宿泊施設にリノベーションできないか」と思い立ち、高山工業高校(高山市)建築インテリア科2年生でめいの大田雅さん(17)に協力を依頼。雅さんは快諾し、同級生の平岡佑菜さん(16)を誘った。

 寝室用4部屋とリビングのデザインを決め、夏休みなどを使って改装。塗装のための養生や内外壁のペンキ塗りに多くの時間を費やした。高校生2人は「マスキングに手間取ったり、ペンキにムラが出たりして大変でした」と振り返る。他にも壁の飾り付け、カーテンレールやスマートキーの設置、照明や小物の選定もした。建築、電気工事や図面申請などは企業の支援を受けた。

 計10日間ほどの作業の末、紫の壁に白いベッドが際立つ洋室や、床の間に甲冑(かっちゅう)が飾られる朱色の和室、ピンクのストライプの壁がポップなリビングなど、飛騨高山に"異色"の旅館が完成。作業の様子は、動画投稿サイト・ユーチューブの「KAOちゃんねる」で公開している。

 旅館は薫さんが運営管理し、10月12日にオープン。これまでにアジア、欧米の家族や日本の学生グループが利用。部屋を見た学生は「すごい」と驚きの声を上げたといい、薫さんは「とても楽しんでいた」と手応えを語る。

 旅館の営業が始まったことに、雅さんは「自分たちが改装した部屋にお客さんが実際に来て、喜んでもらえてうれしいです」と感激。平岡さんは「派手すぎるかなと不安だったけれど、思ったよりイメージ通りになった」と作業の成果に満足している。


カテゴリ: くらし・文化