北方町スーパー異臭騒ぎ、25歳男逮捕へ

2019年12月03日 08:11

買い物客らがせき込み、病院に搬送される騒ぎがあったカネスエ北方店=8月6日、本巣郡北方町高屋太子

買い物客らがせき込み、病院に搬送される騒ぎがあったカネスエ北方店=8月6日、本巣郡北方町高屋太子

 岐阜県本巣郡北方町のスーパー「カネスエ北方店」で8月に11人が搬送された異臭騒ぎで、県警は週内にも、刺激物をまいて営業を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで、北方町の無職の男(25)を逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で2日、分かった。当初はガス漏れや空調設備の不備の可能性を調べ、事件性は低いとみられていたが、発生から4カ月で急展開を迎えた。

 同店は事件後、全商品の入れ替えと陳列棚など店舗のクリーニングを行い、営業を2日間休止した。男は業務を妨害した疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、店を出入りする不審な男が店舗の防犯カメラに写り、駐車場の防犯カメラでも男の車が確認できた。男が関与した疑いが浮上し、当時の来店客らに聞き込みなどをし、慎重に裏付けを進めてきた。

 男は9月に大垣市の大型商業施設で小学2年の女児=当時(8)=の足元付近に催涙スプレーをかけたとして、10月に暴行容疑で逮捕、11月に同罪で起訴された。調べに対し、暴行容疑を認めており、北方店の事件についても犯行をほのめかしているという。

 事件は8月6日午前10時25分ごろ、発生。店舗1階南側のレジ付近にいた客約30人、従業員約10人が一斉にせきや鼻水、喉の痛みを訴え、子どもを含む11人が病院に搬送された。いずれも軽症だった。有毒ガスの検知で異常はなく、毒性の液体がまかれた痕跡もなかった。県警は翌7日、店舗の冷蔵ショーケースの冷媒ガスが漏れていないかや空調設備に不備がなかったかなどを調べたが、原因の特定には至らなかった。


カテゴリ: 事件・事故