光秀派も信長派も大満足、歴史ファン町歩き 岐阜、山県市

2019年12月05日 08:06

斎藤道三の菩提寺の常在寺などを巡り、歴史や町の魅力を学ぶ参加者ら=岐阜市梶川町、常在寺

斎藤道三の菩提寺の常在寺などを巡り、歴史や町の魅力を学ぶ参加者ら=岐阜市梶川町、常在寺

 11月から1カ月間、岐阜市や山県市を舞台に行われた、歴史の追体験と町歩きを楽しめるイベント「美濃国戦国ドラまちEXPO(エキスポ)」。設定された計30コースに県内外から大勢が参加した。50、60代を中心とした歴史ファンだけでなく、若者や親子連れらの参加もあったといい、岐阜の歴史への関心が幅広い世代で高まっているようだ。

 エキスポは、来年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放映や大河ドラマ館(市歴史博物館内)開館に伴って増加が見込まれる、観光客の受け入れ体制を充実させようと「日本遺産『信長公のおもてなし』岐阜市推進協議会」が開いた。関係者は今春から勉強会の開催、ガイド育成などに取り組んできた。

 コースは斎藤道三、織田信長にまつわる寺社仏閣、城跡を巡るだけでなく、戦国時代や明智光秀にからめたカフェ巡り、家紋入りちょうちん作りなどの体験も取り入れた。同協議会から運営委託を受けたNPO法人ORGANの事務局は「石垣にスポットをあてたマニアックなプログラムなどが予想以上の人気だった。一方で地元の歴史を学び直したいという一般の参加者も見られた」と話す。

 11月に行われた「タイムトラベル悲劇の道三・光秀コース」は県内外の50、60代7人が参加。岐阜大仏で知られる正法寺、道三の菩提寺の常在寺などを約2時間かけて巡った。案内した「戦国案内人」の川出高行さん(69)と毛利茂生さん(70)は、今回のために光秀の活動などを学んで臨み、3人の関わりが一目で分かる年表などを見せてガイドした。参加した主婦(60)=京都府宇治市=は「宇治でも光秀の勉強会などが行われているが、光秀の主君・道三について知ることができて良かった」と岐阜ならではの学びに満足した様子だった。

 イベントは1日に終了したが、今後、関係者で内容を練り直し観光コースとして活用する方針。


カテゴリ: おでかけ くらし・文化