県防災ヘリ問題、別の整備士2人退職 県がパワハラ調査

2019年12月11日 08:10

 岐阜県防災航空センターの男性整備士(48)が部下にパワハラを繰り返し、停職1カ月の懲戒処分を受けた問題で、県は10日、2014年と16年にそれぞれ退職した整備士の男性2人も、処分された整備士からパワハラを受けた可能性があるとして、調査する方針を明らかにした。

 2人は14年4月に採用されたが、男性(30)は半年後の9月末、別の男性(33)は16年3月末に依願退職した。県は今年10月、パワハラをされた部下の20代の整備士と在職期間の重なる男性(33)に聞き取りしたところ、自身も被害に遭ったことを話したという。県人事課は当時の状況を「『(処分された整備士)個人や県の責任を問うつもりはなく、忘れたい』などという男性の意向を尊重し、深くは聞かなかった」と釈明しながらも「あらためて調査する」としている。

 県によると、処分された整備士は15年4月から17年7月までの間に、少なくとも7回にわたって暴行したほか暴言を吐いた。20代の整備士は16年4月以降、センター長らに複数回相談しセンター側は処分された整備士を指導したが、パワハラは続いた。20代の整備士が18年12月に精神疾患で病気休暇を取る際に県人事課に被害を訴え、表面化した。


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