岐阜大仏すっきり 正法寺ですす払い

2019年12月16日 07:55

長い柄のはたきで今年一年のほこりが払われる岐阜大仏=15日午前9時5分、岐阜市大仏町、正法寺

長い柄のはたきで今年一年のほこりが払われる岐阜大仏=15日午前9時5分、岐阜市大仏町、正法寺

 岐阜市大仏町の正法寺で15日、日本三大仏の一つと称される県指定重要文化財「岐阜大仏」のすす払いがあった。

 飢饉(ききん)犠牲者の追悼で建立されたと伝わる大仏で、1832(天保3)年に開眼供養された。編んだ竹材に粘土と和紙を重ね、衣の部分は漆、顔や体は金箔(きんぱく)で仕上げられている。高さは13・6メートルあり、塑造漆箔の大仏では国内最大とされる。

 同寺は檀家(だんか)がいないため、毎年小林孝道住職(71)と親族らがすす払いを担う。回廊や床から長さ5メートルのはたきを伸ばし、頭部の螺髪(らはつ)や肩に積もった今年一年のほこりを落とした。

 小林住職は「今年は全国で災害があったが、来年は落ち着いた良い年になってほしい」と話していた。


カテゴリ: くらし・文化