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大人の助け遅い/別の組織必要 中3自殺、県民の声



岐阜市教委が23日公表した、市内の中学3年生のいじめに関する報告書
岐阜市教委が23日公表した、市内の中学3年生のいじめに関する報告書

 岐阜市の市立中学校3年の男子生徒(14)がいじめを苦に自殺したとみられる問題について、「あなた発!トクダネ取材班」はLINE(ライン)で友だち登録している県内のフォロワーや読者らに意見を募った。いじめはなぜなくならないのか、背景に何があるのか、社会はいじめ問題にどう向き合うべきか―。寄せられた声を紹介する。

 最も多かったのが、学校現場に対する怒りや不信の声。「教師はいじめを必ず知っている。まずは教師がいじめ問題と向き合わないと!」「先生がいじめをする時代。先生のあり方を考えるべきではないか」など、厳しい指摘が相次いだ。フォロワーの一人は、学校現場の大変さに理解を示した上で「わが家では、子どもに命の大切さを教えるのは家庭であり学校や先生ではないと考えて育ててきた」とし、家庭や地域でも子どもを育む社会を望んだ。

 「自分もいじめられた経験がある」というフォロワーは、「親や先生には話せなかった。心配させるのが嫌なのと、先生を頼るのが卑怯(ひきょう)な気がして自分で解決しようとした」と振り返った。そして「いじめが起きてからの大人の助けは遅い」とも。第三者委員会が5カ月ほどかけて調査しいじめと生徒の死との因果関係を認定したことに対し、読者の一人は「やっといじめが認められたのかと歯がゆく思う」と寄せ「亡くなられた生徒さんの気持ちを思い涙した」と悼んだ。

 一方、いじめへの対応にかねてから疑問を抱いていたというフォロワーは「生徒が悩みを直接訴えることのできる別の組織が必要かもしれない」と。「なるべく早い時期から複数の組織が関われば、もみ消されることなくきちんとした対応をせざるを得ないようになると思う」と提案した。

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 岐阜新聞は、暮らしの疑問や地域の困り事から行政・企業の不正告発まで、情報提供や要望に応え、調査報道で課題解決を目指す「あなた発!トクダネ取材班」を創設しました。あなたの知りたいこと、困っていることについて、ご要望や情報をお寄せください。LINEの友だち登録で取材班と直接やりとりもできます。

カテゴリ: 事件・事故 教育 社会