高級ブドウ収穫体験、山県市に観光農園 運営会社設立

2019年12月27日 08:58

協定書を手にする3社の社長と林宏優市長(右から2人目)=山県市役所

協定書を手にする3社の社長と林宏優市長(右から2人目)=山県市役所

 総合建設コンサルタントの大日コンサルタント(岐阜市薮田南、後藤隆社長)と西濃建設(揖斐郡揖斐川町上ミ野、笹田哲夫社長)、有機肥料メーカーの大雅(山県市出戸、江﨑雅教社長)は、観光農園を運営する特別目的会社(SPC)「アトレファームジャパン」を共同で設立した。山県市小倉の農地3・5ヘクタールに農園を作り、イチゴと高級ブドウの収穫体験をメインに展開する。来年12月以降の開園を目指す。

 新会社は大日コンサルタントが51%、西濃建設が39%、大雅が10%出資。資本金は5千万円。需要増が見込まれるイチゴや大粒の高級ブドウのほか、ブルーベリーとサツマイモを栽培し、年間4万人の入園者を見込む。

 大日コンサルタントはスマート農業の導入や食品安全の世界認証「グローバルGAP(農業生産工程管理)」の取得などのコンサルティング業務を手掛けており、農業と観光分野への進出のための足がかりにしたい考え。西濃建設は、新たに観光農園に取り組むことで商業デベロッパー事業の強化につなげる。大雅はイチゴ栽培のノウハウを生かす。

 場所は県道沿いで、本年度開通予定の東海環状自動車道山県インターチェンジ(IC)と、2024年度までに開通予定の岐阜IC(仮称)からいずれも5・5キロの距離とアクセスがいい。県道の向かい側には、農産物直売所と大雅が運営するイチゴ狩り農園があり、相乗効果を出しながら周辺を観光拠点とする構想を描く。土地は市の仲介で県の農地中間管理機構から借り受ける。

 26日には、山県市役所で地域活性化に関する官民連携(PPP)協定の締結式が行われ、出資する3社の社長と林宏優市長が協定書に署名した。林市長は「交流人口の拡大を期待している」と述べた。


カテゴリ: グルメ 経済