小型バス公道で自動運転 岐阜市が新年度に実証実験

2020年01月01日 01:08

 岐阜市は、2020年度に小型バス車両を使った公道での自動運転の実証実験を行う方針を固めた。県内での自動運転の実験は、国土交通省が郡上市で乗用車を使用して行った例があるが、バスを使うのは県内で初めて。秋以降に市中心部で実施予定。路線バスやコミュニティバスの自動運転を視野に入れており、今回の実験で、走行時の課題などを検証し、実用化につなげる。20年度当初予算案に関連費用を計上する。

 実験は、岐阜市のほか岐阜乗合自動車(岐阜バス)、大学も加わる予定で、産学官で連携して実施する。実験車両は、市内を走行するコミュニティバスのようなサイズの車両を想定。ルートは、JR岐阜駅と柳ケ瀬商店街を循環する「柳バス」の運行ルートの一部区間を検討している。

 市内では今後、高齢化が急速に進むことが見込まれ、バスの利用ニーズが高まる見込み。一方、バス運転手の人手不足が深刻化することも予想され、市は解決策として、自動運転技術に着目している。19年4月から、市、学識経験者、バスやタクシー事業者などでつくる「市公共交通自動運転技術活用研究会」で技術導入や実証実験について検討している。

 市は実証実験に先駆けて同11月、同市金町の金公園で、自動運転の小型車両の走行実験を実施、市民らを乗せて公園内を走った。参加者へのアンケートでは、「高齢者のために早く利用できるようにしてほしい」など、自動運転車両の導入に好意的な声が上がっていた。


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