利用市民7割が「便利」 岐阜市の「AIチャットボット」実験

2020年01月10日 09:10

実証実験で市民の問い合わせに回答した「AIチャットボット」の画面=岐阜市役所

実証実験で市民の問い合わせに回答した「AIチャットボット」の画面=岐阜市役所

 岐阜市は、昨年10月に実施した市民らの問い合わせにAI(人工知能)が対話形式で回答する「AIチャットボット」の実証実験の検証結果をまとめた。816人が利用し、問い合わせ件数は約3200件。利用時のアンケートに回答した140人のうち、約7割が利便性の高さを評価した。こうした結果などを受け、市は2020年度に本格導入する方針。

 AIチャットボットは、スマートフォンやパソコンから利用可能。住民票や戸籍、国民健康保険、国民年金などに関する市民の問い合わせにAIが自動で回答する。実験に先立ち、市は、想定される質問と回答413件を用意。昨年10月1日から1カ月間、市の専用ページで実験した。

 市によると、実験の結果、アンケートで利便性の高さを評価した人からは、スマホで気軽に24時間利用できるとの声のほか、「子どもが生まれた」と問い合わせを入力すれば、容易に必要な手続きなどの回答が表示されて分かりやすいといった声が寄せられた。回答者の約9割が、サービスの継続を望んだという。

 今後、税金や子育て、ごみの出し方などの問い合わせに対応することを検討している。

 従来の来庁や電話による問い合わせは、休日や夜間は対応できなかった。また市公式ホームページでは必要な情報が見つけにくい課題があった。AIチャットボット導入で課題を解決しつつ、職員の業務効率化にもつなげる。


カテゴリ: 政治・行政 科学