「三寺まいり」暖冬でピンチ? 雪像ろうそく制作に苦労

2020年01月10日 08:08

標高の高い地域から移した雪で雪像ろうそくを作る作業員=9日午後2時50分、飛騨市古川町若宮、市営駐車場

標高の高い地域から移した雪で雪像ろうそくを作る作業員=9日午後2時50分、飛騨市古川町若宮、市営駐車場

 岐阜県飛騨市古川町で15日に営まれる伝統行事「三寺まいり」に向けて、通りを照らす雪像ろうそくの制作が9日、同町若宮の市営駐車場で始まった。今年は暖冬で町中心部にほとんど積雪がないため、約15キロ離れた数河峠(標高896メートル)からダンプカーで雪を運び込んだ。

 今年も例年通り高さ約2メートルの大型を30本、高さ約1メートルの小型を10本作る。15日までに町内の大通りや瀬戸川沿いに設置し、15日夕に一斉点灯する。

 作業初日は、市観光協会の委託を受けた建設業者12人が、大型ろうそく4本を制作。木製の枠に除雪車で約700キロの雪を豪快に流し込み、型崩れを防ぐため念入りに踏み固めた。10日朝に木枠を外して完成する。

 約20年前から作業を担当している橋本兼二さん(44)は「ここまで雪が少ないのは記憶に一度あるかないか。今後の冷え込みに期待したい」と話した。


カテゴリ: くらし・文化