美濃和紙も五輪へ準備 コウゾ寒ざらし

2020年01月11日 08:06

  • コウゾの白皮を川底に丁寧に並べていく和紙職人=10日午前10時40分、美濃市御手洗、板取川 
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 美濃和紙の原料となるコウゾの白皮を川に浸す「寒ざらし」が10日、岐阜県美濃市御手洗の板取川で行われた。夏の東京五輪・パラリンピックで入賞者に贈る表彰状をすくために使われる。

 寒ざらしは川の流れで不純物を除き、天日に当てて自然漂白する昔ながらの作業。現在は、美濃手すき和紙協同組合が冬の風物詩として行っている。

 この日は組合員ら16人が、茨城県産の大子那須楮(こうぞ)22・5キロを、石で囲ったさらし場の川底に手際よく並べた。

 手すき和紙技術は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。「先代から預かる手すき和紙の技術を後世に残すことは、われわれの責務」と同組合の鈴木竹久理事長(70)。昨年7月から市内の和紙職人が取りかかっている表彰状の製作は「2月末までには終えたい」と話した。


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