大河放映で経済効果73億円 十六総研試算

2020年01月11日 08:26

 十六総合研究所は10日、19日に放映が始まるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の岐阜県を中心とした経済波及効果を約73億円とする試算を発表した。県内で約85万人の観光客数の増加を見込み、観光消費額は約53億円の増加を予想する。

 波及効果のうち、県内企業が生産する財貨やサービスを示す直接効果が47億7800万円で、その直接効果から県内外で得られる間接効果を25億2500万円と推計した。

 観光客の増加数は、2012~18年に放映された大河ドラマ7回の舞台となった県別に、宿泊客数と日帰り客数のそれぞれの前年増減率の平均値を出し、18年の岐阜県の観光入込客数を基準にして導き出した。また消費額は、観光客の増加数と18年の岐阜県での1人当たりの観光消費額から算出。経済波及効果は、岐阜県の経済波及効果分析システムを用いて、算出した観光消費額増加額から試算した。

 松永祥吾リサーチ部主任研究員は「過去7回のドラマでは平均して200億円規模の経済波及効果があった。今回の舞台は岐阜、滋賀、京都と3カ所に及ぶため、経済波及効果が分散している。各府県の連携が太いものとなり、全体の波及効果が上振れすることを期待したい」と話している。


カテゴリ: エンタメ 社会 経済