15歳を祝う古来の成人式「元服式」

2020年01月14日 08:31

元服式の「加冠の儀」で頭に釵子(さいし)を着けられる中学生=13日午前10時25分、本巣市文殊、徳山神社(撮影・堀尚人)

元服式の「加冠の儀」で頭に釵子(さいし)を着けられる中学生=13日午前10時25分、本巣市文殊、徳山神社(撮影・堀尚人)

 徳山ダム(岐阜県揖斐郡揖斐川町)の建設で廃村となった旧徳山村に伝わり、15歳の節目を祝う元服式が13日、本巣市文殊の徳山神社であった。親族に同村の出身者がいる中学3年の男女5人が伝統の儀式に臨み、引き締まった表情を見せた。

 儀式は古来の成人式に当たり、同村では15歳の男性を対象に室町時代から伝承されてきた。廃村で1987年を最後に中断したが、元村民らが90年に再開。現在は村にゆかりがある中学3年の男女を対象に行っている。

 今年は本巣市と岐阜市から男性3人と女性2人が装束に身を包んで参加。厳粛な雰囲気の中、古式に倣ってくしなどで髪が整えられ、男性には烏帽子(えぼし)、女性には釵子(さいし)がかぶせられた。元村民の祖父を持つ男性(15)=本巣市=は「緊張した。家族に感謝しながら、社会に貢献できるよう自覚を持って生きていきたい」と話した。


カテゴリ: くらし・文化