片岡愛之助さん「映画のように気軽に楽しんで」 2月18日、岐阜市で公演

2020年01月17日 08:58

特別公演への意気込みを語る片岡愛之助さん=大阪市中央区道頓堀、大阪松竹座

特別公演への意気込みを語る片岡愛之助さん=大阪市中央区道頓堀、大阪松竹座

 歌舞伎役者の六代目片岡愛之助さんの特別公演(岐阜新聞社 岐阜放送主催)が2月18日、岐阜市長良福光の長良川国際会議場で開かれる。歌舞伎の三大名作の一つ「義経千本桜」から、吉野山に向かう道行(みちゆき)の場面を愛之助さんらが演じるほか、女方役者の化粧や着付けといった"こしらえ"の様子も舞台で披露される。公演の見どころと歌舞伎の魅力を、愛之助さんに聞いた。

 「義経千本桜」は源平合戦の後、兄の頼朝と対立して都落ちする源義経と、義経を慕う静御前、復(ふく)讐(しゅう)を企てる平氏らとの人間ドラマを描いた傑作。道行は、吉野の山中で義経のもとへ向かう静御前に義経家来の佐藤忠信が供をする場面で、2人の舞踊を中心に見せる。忠信役を愛之助さん、静御前役を女方の澤村宗之助さんが演じる。

 ここで登場する忠信は、実は狐(きつね)の化身で、たまに狐のようなしぐさも見せる。太夫の語りと三味線の響きに合わせ、静御前の優雅な舞、動物らしく軽やかな動きが垣間見られる狐忠信の舞が見もの。愛之助さんは「今、ちょっと狐になったとか、しぐさを気にしながら楽しんでほしい。初めて歌舞伎を観劇する人にも分かりやすい演目」と話す。

 県内で盛んな地歌舞伎と異なり、全て男性が演じるプロの大歌舞伎の世界。公演では「義経千本桜」の上演前に、女方の宗之助さんが静御前になるまでの化粧や着付けといった普段は見られない"こしらえ"を披露、女性らしく演じるこつも愛之助さんが解説する。プロの世界で活躍する顔師や衣装方、床山ら裏方の技もオープンとなり、地歌舞伎で目の肥えた県内の歌舞伎ファンも注目の内容だ。愛之助さんは「歌舞伎は敷居が高いと言う人もいるけど、そんなことは全然ない。例えば、心中事件があって近松門左衛門らが話を聞いて台本を書いた。そう考えると、ワイドショー的な感じでもある。映画を見に行くような気軽さで楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

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 開演時間は2月18日午後7時(開場は30分前)。料金(税込み)はS指定席6500円、A指定席5500円、車いす席5500円。問い合わせは岐阜新聞社事業局・電話058(264)1159(平日午前9時~午後5時)、長良川国際会議場・電話058(296)1200。


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