がばり張っといて、まわししといて...岐阜弁の笑える話

2020年01月20日 08:35

岐阜弁の特徴や魅力を軽妙に語る神田卓朗さん=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

岐阜弁の特徴や魅力を軽妙に語る神田卓朗さん=岐阜市柳ケ瀬通、岐阜新聞ニュースパーク

 岐阜の文化や歴史について学ぶ市民講座「第7回柳塾(やなじゅく)」が19日、岐阜市柳ケ瀬通の岐阜新聞ニュースパークで開かれた。元岐阜放送アナウンサーで長年方言を研究している神田卓朗(たくお)さん(77)が「岐阜弁まるけ おまはん、わかっとりんさる?」と題して講演。岐阜弁の特徴や魅力、方言を使う楽しさを語った。

 神田さんは岐阜県の方言を紹介した本「岐阜弁まるけ」(風媒社)を昨年10月に出版。本は、県内の書店でベストセラーになるなど人気を集めている。

 講座では、アナウンサー時代のエピソードやクイズを交えながら、「がばり(画びょう)で張っといて」「まわししといて(準備しておいて)」など、岐阜弁ならではの言葉、言い回しから生まれる誤解や笑える話を披露。「ひきずり(すき焼き)」については「正確な由来は不明だが、逃げる鶏を引きずったことに由来するとの説もある」とユニークな諸説を紹介するなどして、会場を沸かせた。

 明治期から昭和初期に行われた標準語教育や核家族化の進行によって若い世代が方言を使わなくなってきていることにも触れ、「岐阜のじん(人)にとって岐阜弁はアイデンティティー。ぜひ岐阜弁の応援団になって」と呼び掛けた。

 ナレーターとして東京で活動する清水杏奈さんは、柳塾のために夜行バスで来岐。「岐阜弁を使った仕事ができるようになりたくて来た。アクセントなどが勉強になった」と話した。

 次回の柳塾は2月16日午前10時30分から。


カテゴリ: くらし・文化