内ケ谷ダムで小水力発電 25年度開始目指す

2020年01月22日 08:29

  • 内ケ谷ダムの完成予想図(県提供)。ダム堤の下部に発電所などが建設される 
  • 協定書を手にする(左から)古田肇知事、勝野哲社長と、立会人の日置敏明郡上市長=県庁 

 岐阜県と中部電力は21日、郡上市で建設中の内ケ谷(うちがたに)ダムで、中部電力が小規模な水力発電事業を実施するための協定を締結した。県営ダムでの発電事業としては阿多岐ダム(郡上市)、丹生川ダム(高山市)に次ぐ県内3カ所目で、規模は最大となる。内ケ谷ダムが完成する2025年度の発電開始を予定している。

 中部電力の勝野哲社長が県庁を訪れ、古田肇知事と協定書を交わした。勝野社長は「再生可能エネルギーの中でも水力発電は安定している。しっかりと開発していく」、古田知事は「県営ダムが、県民の生活にさらに役立つと期待している」と語った。立会人の日置敏明郡上市長も地元としての期待を述べた。

 発電事業は、ダム下流の河川環境の保全などのため常に放流する水を活用。内ケ谷ダムでの最大出力は720キロワットで、電力量は一般家庭約1500世帯分となる。中部電力は同ダムの総事業費約580億円の0・5%や、発電機の設置関連費などを負担する。

 内ケ谷ダムは長良川に合流する亀尾島(きびじま)川の治水ダムで、2016年に着工。県は公募型プロポーザル方式で事業者を募集していた。ダムの本体工事は約2割が完了している。


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