「大嘗祭」飾ったびょうぶ絵 大垣で特別展

2020年02月14日 08:46

本画では描かれなかった金閣寺や京都タワーが盛り込まれた構想段階の小下図などが並ぶ展示会場=13日午前、大垣市高屋町、OKBギャラリーおおがき

本画では描かれなかった金閣寺や京都タワーが盛り込まれた構想段階の小下図などが並ぶ展示会場=13日午前、大垣市高屋町、OKBギャラリーおおがき

 天皇陛下の皇位継承に伴う昨年11月の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の祝宴会場を飾った、日本画家土屋禮一さん(73)=岐阜県養老郡養老町出身=制作のびょうぶ絵「主基(すき)地方風俗歌屏風(びょうぶ)」の構想素描や小下図などを紹介する特別展が13日、大垣市高屋町のOKBギャラリーおおがきで始まった。素描などからは、京都の四季を描いた本画が仕上がるまでの試行錯誤の様子がうかがえる。4月5日まで。

 土屋さんのびょうぶ絵には四季が描かれ、春は醍醐寺の桜、夏は青葉茂る大文字山と京都御所、秋は渡月橋のある嵐山の紅葉と嵯峨菊、冬は雪の天橋立を描いた。特別展では、鉛筆などを使って描いた構想素描や、本画と同じように金箔(きんぱく)の上に岩絵の具で試し描きした小下図など9点を展示。当初は金閣寺や京都タワーも候補にしたようで、試行錯誤の様子がうかがえる。

 土屋さんは「(制作過程を)生まれ故郷の方々に見ていただけて、非常にうれしい」とコメント。同ギャラリー館長の古川秀昭さん(75)は「制作過程が見られるのは特別なこと。本画を見る時の鑑賞の幅が広がる」と話した。

 会場には大垣共立銀行が所有する土屋さんの作品も展示。びょうぶ絵の本画は、皇居・東御苑の宮内庁三の丸尚蔵館で開催中の特別展「令和の御代を迎えて」の第2期展示(3月14日~4月12日)で公開される。


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