新型肺炎「岐阜に迫っている」「密閉空間怖い」高まる警戒感

2020年02月16日 07:43

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、JR岐阜駅周辺ではマスク姿で歩く人が多く見られた=15日午後5時25分、岐阜市橋本町

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、JR岐阜駅周辺ではマスク姿で歩く人が多く見られた=15日午後5時25分、岐阜市橋本町

 名古屋市で14日、東海地方で初めて日本人への新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、県内でも警戒感が高まっている。「自分の近くにまで迫っている」「いつ岐阜で発生してもおかしくない」。県民からは、今後の感染の広がりに不安の声が聞かれた。

 名古屋市への通勤、通学で利用する人が多い岐阜市のJR岐阜駅周辺では15日、警戒感からかマスク姿で歩く人の姿が多く見られた。名古屋市内の大学に通う岐阜市の大学2年生新川正美さん(20)も電車を利用。「マスクがなかなか手に入らない状況の中で、密閉された空間での移動は怖い。携帯用のアルコール消毒液を持ち歩き、できるだけ扉やつり革など何にも触れないようにしている」と不安を口にしていた。

 岐阜市で開かれ、100人以上が参加した救急講演会では、マスク姿の人が目立った。自営業の男性(65)=同市長良=は「ウイルスはもう、どこにでもいるかもしれない。症状はインフルエンザ程度と聞くが、岐阜でいつ発生するかという心配はある」と話した。

 持病がある人や高齢者の重症化が懸念される中、気管支ぜんそくがある同市の男性(82)は「重症化のリスクがとても不安。一日に何度も手洗いとうがい、アルコール消毒をしている」と警戒する。政府のこれまでの対応について「中国からの渡航を全てストップすべきだった。感染経路が分からない症例も出ていて、感染拡大は防ぎようがないのでは」と落胆していた。


カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス 社会