「インフルと同じ対策を」市民講座、急きょ予防促す

2020年02月16日 07:45

新型コロナウイスルの感染拡大が懸念される中、マスク姿で歩く通行人たち=15日午後5時29分、岐阜市橋本町、JR岐阜駅前

新型コロナウイスルの感染拡大が懸念される中、マスク姿で歩く通行人たち=15日午後5時29分、岐阜市橋本町、JR岐阜駅前

 岐阜市長良の長良医療センターは15日、アレルギーをテーマに同所で開いた市民公開講座で急きょ、感染症対策への警告を追加した。気管支ぜんそくなど、重症化が懸念される基礎疾患がある受講者が多かったためで、センターの医師は「手洗い、うがいなど季節性インフルエンザと同じ対策を徹底して」と注意を呼び掛けた。

 同センターの加藤達雄統括診療部長は、新型コロナウイルスと、過去に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を比べて「感染力は高いが死亡率は低く、現時点でパニックになる状況ではない」と強調。感染経路はほとんどが接触感染か飛まつ感染とし「感染者や症状がある人はマスクを着け、接触する人は手洗いとうがいが一番大切。くしゃみをする時は手で押さえず、マスクやハンカチなどで覆って」とアドバイスした。

 また、基礎疾患がある人や高齢者は「感染のしやすさは健康な人と変わらない」とした上で「コロナウイルスのデータを踏まえると、肺炎が重症化するリスクは高い。気管支ぜんそくの発作を誘発するなど、持病悪化の原因にもなり、予防はより重要」と訴えた。

 医療体制については「治療薬とワクチン、検査キットがないため対策が難しい」とし、「現状では、患者にウイルスの抗体ができるまで体調が悪化しないようサポートするしかない」と述べた。


カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス 社会