揖斐高原スキー場、雪足りず1日も営業できず

2020年02月20日 08:44

雪不足のため今シーズンの営業を終了した揖斐高原スキー場。積雪が少なく、ゲレンデの一部には地面が見える=19日午後3時24分、揖斐郡揖斐川町日坂

雪不足のため今シーズンの営業を終了した揖斐高原スキー場。積雪が少なく、ゲレンデの一部には地面が見える=19日午後3時24分、揖斐郡揖斐川町日坂

 岐阜県揖斐郡揖斐川町日坂の揖斐高原スキー場は19日、雪不足のため1日も営業することなく、今季の営業終了を決めた。1963年の操業開始以降、シーズン中に全く営業できなかったのは初めてという。同町春日美束の国見岳スキー場も今季一度も営業できておらず、暖冬による雪不足はスキー場経営に深刻な影を落としている。

 「こんなに雪が少ないのは初めて」。揖斐高原スキー場を運営する一般財団法人いびがわの宇谷次郎事務局長(58)は、場所によっては地面がのぞくゲレンデを見つめてつぶやいた。

 昨季も暖冬による雪不足でわずか3日間の営業に終わった。宇谷事務局長は「まさか去年より降らないとは思わなかった」と肩を落とす。

 同スキー場によると、今季は気温が下がらず、雨の日が多かったという。営業日数70日を記録した2014年度のように雪が多い年はこの時期、70センチほどの積雪があるが、今季は積雪が10センチを超えたのはわずか2回だった。3月上旬まで営業する年もあるが、今後も積雪が見込めないため早めに営業終了を決断した。

 宇谷事務局長は「温暖化の影響で過度な期待はできないが、来季はスキー客でにぎわっているゲレンデを見たい。祈るしかない」と前を向いた。


カテゴリ: 社会