新型肺炎の症状や対策は 県医師会副会長に聞く

2020年02月21日 08:24

「新型コロナウイルスに対する正しい知識を持って感染予防に努めてほしい」と話す河合直樹医師=岐阜市内

「新型コロナウイルスに対する正しい知識を持って感染予防に努めてほしい」と話す河合直樹医師=岐阜市内

 感染経路が不明な新型コロナウイルスの感染が広がっているが、過剰に恐れず正しい知識を持って必要な備えを心掛けたい。インフルエンザの臨床研究に長年携わる岐阜県医師会副会長(感染症担当)の河合直樹医師(69)は、新型コロナウイルスについて「潜伏期間が長く、発熱やせきも風邪より長いが、健常な若い人では風邪と同じように軽症で快方に向かうことが多い。ただ、高齢者などは重症化することがあるので、強いだるさが続いたり息苦しさがある場合は注意してほしい」と呼び掛ける。予防は手洗い、せきエチケットと基本的な対策が第一とする。

 具体的には感染の疑いをどのように判断すればいいのだろうか。河合医師は「初期症状は発熱やせきなど風邪と似ているが、風邪は2、3日で治るのに対し、新型コロナウイルスは発熱、せき、そして強いだるさが長く続く。また、急な高熱で発症することが多いインフルエンザとも少し異なる」と症状の違いを挙げる。加えて「肺炎を起こして重症化することがあるので、息苦しさなど呼吸器症状が強い時には特に注意が必要」と話す。

 これまでの発症データから潜伏期間は「インフルエンザの1~3日に対し、新型コロナウイルスは1~12・5日(多くは5~6日)と長い。感染力はインフルエンザよりもやや強く、感染しても症状が出ない人もある」とする。

 ただ、医療機関の待合室には重症化リスクの高い持病を持った人もいるため、「直接、受診することだけは避けてほしい。不安な場合は、最寄りの保健所の相談センターやかかりつけ医に、電話でまずは相談してほしい」と強調する。

 マスクについても「疑いのある人が感染を広げないために使うことには効果がある。受診の際には必ずマスクの着用を。予防には、こまめな手洗いを心掛けてほしい」と呼び掛ける。


カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス 社会