感染者、飛騨地方ツアー参加 33人と接触

2020年02月22日 08:00

 岐阜県は21日、新型コロナウイルス感染が20日に確認された千葉県内に住む70代の女性が、17、18日に飛騨地方のバスツアーに参加していたと発表した。高山市、大野郡白川村を訪れ、宿泊施設の従業員や医療機関の医師ら計33人と接触していた。いずれも健康状態に問題はないが、県は接触者に発熱がないかなどを確認するため2週間の健康観察を行う方針。

 岐阜県によると、女性の行動歴の詳細が全て分かっている訳ではなく「『接触者』とされる人は今後、増える可能性がある」としている。県内では感染リスクが高い「濃厚接触者」とみられる人は確認できていないという。

 千葉県などによると、女性は今月14日に38・8度の発熱があり、15日に千葉県内の医療機関を受診。インフルエンザ検査で陰性だったため、16日から妹と2泊3日の観光ツアーに参加した。

 岐阜県によると、女性が高山市に入ったのは17日昼ごろ。県外のバス会社の観光バスで入り、午後1時ごろに飲食店で昼食を取った。その後、同3時ごろ土産物店に立ち寄り、同4時ごろに奥飛騨の宿泊施設に到着、宿泊した。宿泊施設で従業員ら28人と接触した。

 18日は、体調が悪いため自由時間の午前11時ごろに高山市内の医療機関を受診。医師や看護師ら計5人と接触した。医療機関では気管支炎と診断されたがツアーに合流し、午後2~3時に白川郷を観光した。その後、観光バスで県外に移動して帰宅した。

 19日に千葉県内の医療機関で肺炎と診断され、20日に新型コロナウイルスへの感染が判明した。

 女性は、高山市の医療機関を受診した際にマスクをしていたが、そのほかは記憶があいまいだという。岐阜県内では、電車やタクシーなど公共交通機関は利用しなかった。岐阜県は、高山市と白川村に情報提供したほか、高山市の医療機関で接触した医師ら5人の検体検査を実施している。

 女性が宿泊した高山市の施設は、階段の手すりなど、館内施設の消毒を行った。女性が利用した部屋は使わない措置を取るという。


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