新型肺炎、県内初の感染確認 大垣の50代男性、重症

2020年02月27日 08:08

 岐阜県は26日、大垣市の50代の日本人男性が新型コロナウイルスに感染していることを確認した、と発表した。県内での感染が確認されたのは初めて。男性は呼吸の状態が悪く、感染症指定医療機関に入院しており、会話はできるが重症という。発症前に海外渡航歴や感染者との明確な接触歴はなく、県は感染経路のほか、男性の行動歴や接触者を調べる。

 県によると、男性は岐阜市内に勤務しており、17~19日、JR東海道線大垣―岐阜間を使って岐阜市内の職場に出勤していた。業務はデスクワークで接客などはしておらず、通勤時と職場ではマスクを着用していたという。電車を利用していたのは午前7時台と、午後5時台とみられる。自宅から大垣駅と、岐阜駅から職場までは公共交通機関を使っていない。

 感染リスクの高い濃厚接触者とみられるのは同居の成人の家族1人で、のどの痛みや微熱などの症状があるため県が検体検査をする方針。県は他に濃厚接触者がいないか確認を急ぐ。

 男性は、14日に倦怠(けんたい)感と37度台の発熱があった。15日に基礎疾患の治療のため大垣市の医療機関を、19日に歯痛の治療のため岐阜市の歯科医院を、20日に頭痛のため再び大垣市の同じ医療機関をそれぞれ受診した。発症したのは14日とみられる。

 21日未明に激しい頭痛のため、大垣市の別の医療機関を受診して帰宅。25日に同じ医療機関を受診した際、肺炎の可能性があるため入院し、医療機関が「帰国者・接触者相談センター」に相談して26日に陽性が判明した。

 県は26日夜、古田肇知事を本部長とする対策本部員会議を開いて対応を協議した。古田知事は「(感染者の)病状の適切な管理や行動歴、接触した人の調査を早急に進め、感染拡大の防止に努める」と述べた。


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