感染ルート把握困難 新型肺炎県内初確認

2020年02月27日 08:04

新型コロナウイルスの県内初の感染者確認が報告された本部員会議で、厳しい表情を見せる古田肇知事=26日午後10時8分、県庁

新型コロナウイルスの県内初の感染者確認が報告された本部員会議で、厳しい表情を見せる古田肇知事=26日午後10時8分、県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大が、ついに岐阜県内に及んだ。県は26日夜に緊急の本部員会議を開き、感染が確認された大垣市の50代男性の行動歴の把握など、今後の対応を協議した。古田肇知事は厳しい表情で県幹部らに「男性と感染者との間に明確な接触はなく、第2、第3の(感染の)恐れもある。一段と警戒態勢を強化してもらいたい」と指示した。

 男性の感染が判明したのは26日午後7時ごろで、本部員会議は午後10時から開かれた。古田知事や各部長、柴橋正直岐阜市長らが緊迫した表情で慌ただしく集まり、県健康福祉部の堀裕行次長らから概要説明の報告を受けた。

 男性は重症ではあるが、26日夜の時点では会話ができる状態という。発症の日にちを考慮すると、大垣市を出張で訪れ、その後に陽性と確認された千葉県在住の40代男性会社員からの感染とは考えづらいという。

 県は、感染経路と接触者の把握を急ぐが、いずれも困難とみられる。本人の申し出によると、発症前2週間以内に海外への渡航歴はなく、感染者との明確な接点も確認できていない。また、通勤にJR東海道線を利用しているなど、発症後に接触した人は非常に多いとみられる。

 堀次長は「感染ルートが明らかではなく、調査をしっかりやる。(感染が)心配な人は、最寄りの保健所などに相談してほしい」と述べ、感染の拡大に警戒感を示した。古田知事は「接触歴が分からないことを重く受け止め、警戒を高め、難関に立ち向かっていく」と話した。


カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス 社会