高機能マスク製造販売 医療用白衣の生地使用

2020年03月18日 08:36

  • ウェルアーチが製造を始めた医療用白衣の生地を活用したマスク 
  • 工程を細かく分け、マスクを効率的に製造している=岐阜市西中島、ウェルアーチ 

 就労継続支援A型事業所を運営するウェルアーチ(岐阜市西中島、松尾智弘社長)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマスク不足になっている現状を受け、抗菌・抗ウイルス機能が高い医療用白衣の生地を使った高機能マスクの製造販売を始めた。洗濯を50回してもウイルスを99%以上感染できない状態にする素材を使った。同事業所の利用者が1日平均100枚を製造する。

 同社は元々小物などを製造しており、ガーゼのマスクも製造した経験がある。マスク製造に当たり、この経験を生かした。ノーズワイヤも入っていて、顔にフィットする形状。価格は700円(税込み)で、すでに口コミで病院や福祉施設に販売しているという。

 マスク製造に当たりゴムなどの資材が不足して調達が困難なため、関連会社で松尾社長が社長を兼務する衣料品製造のジイプリモ(同)が、自社の調達ルートを使って資材調達を代行。またジイプリモは元々医療用白衣を製造していたことから、白衣に使用している高機能の生地をマスクに転用した。

 製造は障害を持つ利用者が行い、工程を19工程と細かく分割した上、セットするだけで自動で縫製できる工業用ミシンも活用することで効率良く製造する。松尾社長は「マスク不足で皆が困っている。課題の資材調達もできている。少しでも当社が役に立てたら」と話している。問い合わせはウェルアーチ、電話058(215)0261。


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