「町」と「腸」を活性化 郡上・母袋の雇用創出、特産づくり

2020年03月20日 09:03

「はだ恵り」を手にする高柳昌博社長=郡上市大和町栗巣、ネオナチュラル母袋有機農場

「はだ恵り」を手にする高柳昌博社長=郡上市大和町栗巣、ネオナチュラル母袋有機農場

 名古屋市の化粧品製造販売会社「ネオナチュラル」は昨年から、岐阜県郡上市大和町栗巣の自社の母袋有機農場で生産された原料などで健康食品「はだ恵(めぐ)り」を生産している。豊かな自然の恵みを活用し、腸内から美肌をつくる発酵飲料。原料ハーブなどの栽培や製造による雇用など、40軒ほどの母袋地域の活性化も担い、今年2月には農林水産省と経済産業省の地域産業資源活用事業に認定された。

 はだ恵りは甘酒とハーブなどが原料で、腸内環境を整え美容と健康をサポートする。高柳昌博社長は「おなかの調子が良くなると健康状態が上がり、体の内側から肌を整える」と話す。お湯や豆乳で薄めて飲んだり、料理に混ぜるなどして摂取する。3種類あり、リラックス効果の高い「楽」、体を温める「温」、赤ちゃんの離乳食向けの「1才からのはだ恵り」を販売している。

 同有機農場では化粧水の原料のヘチマなどを栽培。はだ恵りについては、原料の米とハーブの一部を栽培し、地元スタッフらが製造している。土産品として市内の道の駅や観光施設で販売し、地域おこしにも貢献する。高柳社長は「将来的には母袋で生産されている米を買い取り、はだ恵りの生産力を上げたい」と語る。

 農場では、黒ニンニクを使った健康食品も開発中で、年内の発売を目指す。豊かな自然を生かした次なる「母袋の特産品」づくりを進める。はだ恵りは同社のインターネット販売サイトなどで購入できる。


カテゴリ: くらし・文化 経済