岐阜県新たに新型コロナ5人確認 市中感染か

2020年04月03日 07:45

 岐阜県と岐阜市は2日、新たに土岐市、美濃市、可児市、岐阜市で計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。美濃市の70代女性、可児市の60代男性は、いずれも感染経路が不明。土岐市の30代男性は、愛知県警の警察官で、岐阜市の30代男女2人は、1日に感染が確認された女性の同僚。県内の感染者は36人となった。

 県内での感染確認は12日連続で、3月31日以降は感染経路が不明な人が連日確認されている。県担当者は記者会見で、市中感染が起きている疑いがあると指摘した。県内での感染拡大が新たな局面に入った可能性が出てきた。

 県によると、美濃市の女性、可児市の男性はともに重症ではない。県内では可児市で合唱団などのクラスター(感染者集団)が確認されているが、2人とも関連は確認できていないという。それぞれ同居家族がおり、濃厚接触者として検体検査などを行う。

 土岐市の男性警察官は、名古屋市で感染した同僚警察官の濃厚接触者だった。3月27日の発症後、愛知県警に3回勤務し、通勤にはJR中央線土岐市駅などを利用していた。家族7人のうち1人に発熱の症状があり、早急に検体検査を行う。

 一方、1日に感染が確認された各務原市の40代男性会社員は、せきなどが発症した3月29日の昼すぎ、岐阜市内のパチンコ店にマスクをせず滞在していたことが分かった。具合が悪いまま出掛け、パチンコ店でさらに悪化したため3時間ほどで帰宅したという。

 県は、同じ時間帯にパチンコ店にいた人が感染している恐れがあるとみて、注意喚起のため店名を公表したい考えだが、店側の了解が得られていないという。県担当者は「店側に引き続き本件の重要性についてよく説明し、協力をお願いしていく」と述べた。

 岐阜市の陽性の30代男女は、1日に感染が確認された岐阜市の30代の女性と同じ飲食店に勤務している。2人とも1日に症状が出た。

 可児市のクラスター関連で、新たな感染は確認されなかった。


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