県知事「外出自粛を」 2週間、県民に呼び掛け

2020年04月04日 08:21

  • 県民に不要不急の外出の自粛を求める古田肇知事=3日午前、県庁 
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 岐阜県内の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、古田肇知事は3日、県民に対して4日から19日までの約2週間、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。県内の感染者数が増加している上、感染経路が分からないケースも出てきているため、「これ以上の広がりを何としても食い止める」としている。県庁で開いた対策本部で示し、市町村長や業界団体の代表者にも説明した。

 呼び掛けに強制力はないが、期間を示すなど踏み込んだ内容で、事実上の外出自粛要請となる。古田知事は「知事メッセージ」として県ホームページなどで公開した。概要を報道陣に説明した平木省副知事は「『県民の皆さまに強くお願いします』とした『強く』の部分を重く受け止めてほしい」と述べた。

 メッセージでは、外出自粛のほか、感染リスクが高まる「3密」といわれる場として、バーやナイトクラブなど接客を伴う飲食店やカラオケ店などを挙げ「徹底的に回避してください」と呼び掛けた。

 また、県職員約6千人のうち約半数を6日から2週間の在宅勤務にするとし、「市町村や企業でも、できる限りの取り組みをお願いする」と協力を求めた。県経済界からは「全ての企業がテレワークに対応できるわけではないが、各企業ができることから取り組むことが重要」と前向きに受け止める声が上がった。

 学校再開に伴う対応としては、全ての県立学校で登校時の「健康チェックカード」の確認など感染拡大対策を強化するほか、小中学校を所管する市町村教育委員会や、私立学校にも同様の対応を求めた。部活動の自粛は17日まで。

 県主催イベントの中止や延期などは19日まで継続し、民間のイベントも同様の対応を主催者に要請する。高山市の高山陣屋など八つの県直営施設を19日まで休館する対策も打ち出した。

 県内では3日まで13日連続で感染が確認され、感染者は40人となった。可児市では合唱団などのクラスター(感染者集団)が確認されているほか、岐阜市などでは感染経路が分からない感染者も相次いで見つかっている。


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