岐阜大医師3人感染 クラスター発生のナイトクラブ利用

2020年04月05日 07:49

◆19日まで外来休止

 岐阜大は4日夜、医学部付属病院精神科の20~30代の男性医師3人(うち1人は今月から美濃加茂市内の病院に勤務)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3人はクラスターが発生した岐阜市若宮町のナイトクラブ「シャルム」を県外の医師1人と共に3月26日に訪れていた。3人との濃厚接触者に同大の医師がいることから、救急外来の受け入れを4日夕方から急きょ取りやめた。全ての診療科の外来を6日から19日まで休止する。高度医療を担う医療機関で、外来診療機能が停止する事態に陥った。

 3人は、今月3日に店を利用したことを病院側に申し出て検査をしたところ4日に陽性反応が出た。30代医師2人に症状はなく、20代医師は軽い肺炎症状。いずれも岐阜市在住で市内の病院に入院中。県内でも感染拡大が広がる中で、医師が三つの密にあたるナイトクラブを訪れていたことについて、吉田和弘病院長は「自粛要請する中で大変残念。自覚が足りなかった面は否定できない」と謝罪し、「まずは入院治療に専念し、その後適切に指導したい」と述べた。

 休止した救急外来は、県内屈指の高次救命治療を担うことから、同院でしか行えない治療については患者を受け入れる。一方、1日に1千~1200人が訪れる一般外来が2週間にわたり機能停止する影響は計り知れない。「診察が必要な患者には、関連する他の病院にお願いする。投薬は電話でも対応している」と、吉田院長は説明した。

 3人は、4日に感染が判明するまでの間に、病棟や外来で診療行為を行っていた。20代の医師はマスクを着けずに病棟回診を行っていた時があり、患者1人が濃厚接触者となった。この医師は4月からは、美濃加茂市の「のぞみの丘ホスピタル」に勤務していた。

 岐阜大病院での濃厚接触者は患者1人のほか、同僚の医師ら計5人。


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