岐阜市で新たなクラスター 料理店で7人感染

2020年04月10日 08:04

 岐阜市は9日、新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認し、すでに判明している1人を加えた男女7人が、同市長良の肉料理店「潜龍」の従業員だったことから、同店での発生をクラスター(感染者集団)と認定したと発表した。他の従業員のほか、来店客の感染状況も調べる。同市内のクラスターは、ナイトクラブ「シャルム」に続き2例目。

 市によると、潜龍の従業員は36人。7日に感染が確認された同市の80代の女性が同店の従業員だったと明らかにした。女性は接客を担当し、3月30日以降せきや発熱の症状があり、4月7日に検体検査で陽性と判明した。残る従業員29人の検査も進める。

 新たに感染が判明した従業員は、同市の20~60代の男女6人。いずれも接客を担当していた。1日以降に発熱などの症状が現れ、9日に陽性と確認された。濃厚接触者は今のところ、それぞれの同居家族計6人という。同店では従業員が客の目の前で調理する方式で、7人のうち複数が発症後も勤務していたという。市は今後、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請する。

 同店のほか、新たに同市の60代と70代の男性2人も陽性が判明した。すでに感染が確認されている金沢市の30代男性医師1人がシャルムを訪れていたことも確認され、シャルムのクラスターは計28人となった。

 また、県は9日、各務原市の70代男性の感染を確認したと発表した。軽症で、発症した1日以降、岐阜市の勤務先に複数回出社しており、市は症状が出ている同僚2人の検査を行う。県内の感染者は86人となった。

 一方、8日に感染が確認された可児郡御嵩町に住む宗教関係者の60代男性について、県は、男性が発症後に参加した宗教関係の集まりの出席者9人を特定。接触の程度から県内在住の5人を検査する。

 また、新たに加茂郡川辺町の60代女性と、大垣市の40代男性が退院した。退院者は5人となった。60代女性は可児市のクラスターの合唱団に所属していた。同クラスターでの退院者は初めて。


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