介護施設でオンライン面会開始 家族との面会禁止長期化で

2020年04月23日 07:51

タブレット端末を通して入所利用者と会話し、運用機器や接続環境の状態を確認する施設職員=岐阜市薮田南、山内ホスピタル介護老人保健施設

タブレット端末を通して入所利用者と会話し、運用機器や接続環境の状態を確認する施設職員=岐阜市薮田南、山内ホスピタル介護老人保健施設

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、老人介護施設での面会禁止が長期化する中、社団医療法人かなめ会が運営する山内ホスピタル介護老人保健施設(岐阜市薮田南)は23日から、タブレット端末などを利用した「オンライン面会」を開始する。県健康福祉部によると、県内では先駆的な取り組みという。

 同施設では、約70人の入所利用者の健康を守るため、2月25日から面会禁止となっており、利用者家族の「顔を見れないので様子が分からない」という不安の声や、面会を楽しみにしている利用者の思いに対応する。外部講師によるイベントや訪問美容などが中止となる中、入居者のストレス改善にもつなげる。

 オンライン面会は、1階に設置したタブレット3台と利用者の個室のタブレット間で画面を通じた会話ができるほか、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の登録者で、自宅にWi-Fiなどの接続環境が整っている家族は、個人のスマートフォンを使って、遠隔でのテレビ電話も可能。

 22日の試行運用では、施設職員が画面越しに利用者に呼び掛け、音声を確認したり、利用者の通話を介助する職員が顔が見えるようにタブレットの高さ調整をしたりした。

 同施設の真野芳宏統括部長(61)は「家族の面会を楽しみにしている利用者は多い。スピード感を持って進め、利用者や家族の思いに応えたい」と話した。


カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス 社会