初夏の訪れ 長良川の天然鮎、初競り

2020年05月11日 11:26

初競りで次々と競り落とされる天然鮎=11日午前6時4分、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場

初競りで次々と競り落とされる天然鮎=11日午前6時4分、岐阜市茜部新所、市中央卸売市場

 岐阜市に初夏の訪れを告げる長良川産の天然鮎の初競りが11日、同市茜部新所の市中央卸売市場であった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減が見込まれながらも、最高値は1キロ当たり前年比2千円安の2万8千円で、過去5年間では2番目の高値をつけた。

 感染防止のため、約30人の競りの参加者は全員マスクを着用し、見学者は2メートル離れて見守った。午前6時、サイレンとともに競りが始まると、威勢のいい競り声が響き、せいろと呼ばれる木箱に並べられた天然鮎が次々と競り落とされていった。

 初日の入荷は33キロで、前日の雨と需要減の見通しから昨年より半減した。市内の旅館の予約弁当用に6キロを競り落とした売買参加者の林則芳さん(66)は「『きょうだけは』と注文があったが、ホテルや旅館の休業であす以降は売り先がない。値はガクッと落ちるのでは」とコロナの影響を心配していた。

 鮎漁の解禁日に開幕する長良川と小瀬の鵜飼は当面の延期が決まっている。


カテゴリ: くらし・文化 新型コロナウイルス