県内の休業解除 感染対策の指針公表

2020年05月16日 07:32

◆ナイトクラブやジムなど6業種は継続

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を受け、岐阜県は15日、ナイトクラブなど接待を伴う飲食店やライブハウス、スポーツジムなど6業種を除き、店舗や施設などに対する休業要請を同日付で解除したと発表した。6業種に対しては感染症対策のマニュアル作成などを求め、確認できた業界や店舗ごとに解除する。

 休業要請を継続するのは▽ナイトクラブやキャバレーなど接待を伴う飲食店▽ライブハウス▽カラオケボックス▽スポーツジム▽パチンコ店▽性風俗店―の6業種。県内外でこれまでクラスター(感染者集団)が確認されたり、感染拡大が起こりやすかったりした営業形態の業種。休業継続の要請に強制力や罰則はない。

 県は同日、対策の目安となる業種ごとの行動指針を市町村に示した。県ホームページでも公開した。

 6業種については、席の配置の見直しや、客の入場制限、従業員の健康チェックなど行動指針に沿った厳しい対策を求める。業界団体や店舗ごとに対策マニュアルを作成し、店舗が立地する市町村に提出してもらう。市町村職員が店舗を訪れ、実施状況を確認することもある。

 古田肇知事は厳しい対策を求めることについて「しっかりやること自体がお客へのアピールになる」と協力を求め、飛沫(ひまつ)防止パーティションや換気扇の設置費補助を検討していると明らかにした。店舗などからの問い合わせに答えるため、週明けにもコールセンターを設置する。

 行動指針では、すべての事業所や店舗で感染症対策を担当する「対策実施責任者」を置くことを求めるなど対応を具体的に示した。スマートフォンなどを使って感染者との接触の可能性を知ることができる「コロナ追跡システム」の早期導入を進める方針も示した。

【県「コロナ社会を生き抜く行動指針」】

◆県民が意識すべきこと

・職場や外出先での椅子や行列は人との間隔を2メートル(最低1メートル)確保

・仕事や買い物などの外出は必ずマスク着用

・「3密」がそろう場には近づかない

◆事業所・店舗が対応すべきこと

▽飲食店(接待を伴う飲食以外)

・テーブル間にパーティション。テーブルで会計

・ビュッフェ方式を控える

▽小売業(スーパーマーケット、各種物販店)

・フードコートは椅子を減らして間隔を確保

・買い物かごなど多数の人が触れる部分は重点的に消毒

▽観光業(宿泊施設、観光施設)

・宿泊予約人数の制限

・発熱、風邪症状のある人をチェックイン時に確認

▽遊技施設

・カラオケボックスやライブハウスは入室人数を制限。歌唱はマスク着用かパーティション。声援や出待ちを控える

・パチンコ店やゲームセンターはパチンコ台を一つ置き。大声で会話するリスクを避けるため大音量BGMを控える

▽接待を伴う飲食店「夜の街」

・対面接待を避けるため席配置の見直し

・カラオケ利用は自粛かマスク着用、パーティション設置

▽スポーツジム、マッサージ、理美容業、合唱サークル、カラオケ教室など

・スポーツジムはマシンを削減し距離を確保

・マッサージ、理美容業は施術者・従業員、利用者の双方がマスク着用

・合唱サークルやカラオケ教室は大声、大人数での歌唱は屋外か少人数ごとで。歌唱者同士は間隔を2メートル確保


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会