県立高、夏休み短縮 小中学校にも要請

2020年05月16日 08:39

 岐阜県教育委員会は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校し、6月に再開する県立高校の授業時間の不足を補うため、夏季休業を8月1日から20日間に、冬季休業を12月29日から6日間に原則短縮することを決めた。市町村教委には小中学校も長期休業の短縮や卒業式を遅らせることで、授業日数を確保するように要請した。

 県教委は学校再開後の感染防止策や授業の配慮点などを示したガイドライン(指針)を策定。公立小中学校や私立学校、幼稚園にも指針に沿った対応を求めている。

 県立高校は今月25日の週に授業のない登校日を設け、6月1日から1クラスを20人程度の2グループに分けて午前と午後に通う分散登校を行い、15日から通常の授業に移行することを決めている。指針では高校は長期休業の短縮のほかに7月から土曜日に月1回の授業日を設け、最大8日間を確保。必要に応じて7限の授業時間を週1回実施して30時間程度を確保できると示した。小中学校は地域の事情を考慮し、分散登校の期間を短縮できる。

 修学旅行などは宿泊施設や移動時のバスで集団感染のリスクが高まるとして、延期か中止する。部活動は再開時期を指針に示さず、県教委が後日連絡する。小中学校の給食は教職員による配膳を検討し、児童生徒には食事中の会話を控えるように求めた。

 児童生徒と教職員は登下校時や校内でマスクを着用する。せきの有無や体温を記入する「健康チェックカード」を配布し、毎日提出させる。また、県は休所中の保育所と放課後児童クラブ(学童保育)は5月末までは「子どもたちは原則自宅で過ごしてほしい」とし、6月以降の対応は市町村に委ねることにした。

 岐阜市教委は15日、小中学校の入学式と始業式を6月1日に実施し、2日から分散登校、15日から通常の授業を行うことを決めた。放課後児童クラブも1日に再開する。


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