マスク姿、豊作願う 恵那市・お田植え祭

2020年05月20日 08:53

マスクを着け、苗を手植えする早乙女姿の女性たち=恵那市長島町

マスクを着け、苗を手植えする早乙女姿の女性たち=恵那市長島町

 飛鳥時代の朝廷に米を献納していたという史実にちなんだ「恵奈の里 次米(すきまい)みのりまつり」の幕開け行事、お田植え祭が、岐阜県恵那市長島町の水田で行われた。

 みのりまつりは史実を再現するイベントで、地元住民でつくる実行委員会が毎年開いている。お田植え祭には恵那農業高校生や小中学生らが参加していたが、新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小して地元関係者のみで行った。

 神事を行い、米の豊作を祈願した後、地元の女性ら6人が早乙女姿で苗を数本ずつ水を張った田んぼに手植えした。マスクを着け、横一列に並んでゆっくりと進んでいった。

 みのりまつりでは9月に収穫する「抜き穂祭」を行い、10月に薬師寺(奈良市)と天武天皇陵(奈良県明日香村)へ米を献納する。

 水田の近くには、奈良時代の寺院跡である正家廃寺(国指定史跡)があり、朝廷との交流があったと推測されている。飛鳥池遺跡(明日香村)では「恵奈」の里から献納米(次米)が届いたことを記す木簡が見つかっている。


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