揺れ何度も...不安の住民 飛騨で地震相次ぐ

2020年05月20日 08:33

 岐阜県飛騨地方などを震源域に地震が頻発する中、高山市上宝町で19日に観測された震度4の地震。岐阜地方気象台は「今後も同程度の地震が発生する可能性はある」と注意を呼び掛ける。住民からは「新型コロナウイルスより地震が怖い」との声も聞かれた。

 気象台によると19日の地震は4月22日から飛騨地方と長野県中部を震源域に続く一連のもの。震源域では震度1~4の地震が135回、19日だけでも35回発生(いずれも同日午後7時現在)。気象台は「震源に近い焼岳(岐阜、長野県境)で噴気は見られず、火山活動に変化はない」とする。

 この日、地震発生時に上宝町本郷の市上宝支所で仕事をしていた団体職員(53)は「物は落下しなかったがものすごく揺れた」と振り返る。地震の頻発は住民の話題に上るといい、「もし大地震が発生して避難所に人が集まったら、3密で新型コロナ感染の危険が高まる。どうすればいいのか」と不安を口にする。飛騨地域で感染者は出ておらず、新型コロナより地震を心配する住民もいるという。

 19日の震度4の地震後、同市奥飛騨温泉郷神坂の県道で洞門上部から約20センチ大のコンクリート片が剥がれ落ちているのを、県委託の業者がパトロール中に見つけた。地震との因果関係は不明。洞門は点検のため同日午後4時半から約4時間半通行止めになった。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会