鵜飼 希望の火 コロナ禍、長良川で漁開幕

2020年05月23日 07:58

漁だけ始まった長良川鵜飼で、総がらみを披露する鵜匠たち=22日午後8時2分、岐阜市の長良川

漁だけ始まった長良川鵜飼で、総がらみを披露する鵜匠たち=22日午後8時2分、岐阜市の長良川

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期していた岐阜市の長良川鵜飼の漁が22日、当初の予定日から11日遅れて開幕した。感染予防のため観覧船の運航は見合わせたままで、河川敷から見物した観客は待ちわびた幽玄の世界に見入っていた。

 例年5月11日に始まるが、今年は感染拡大を受けて漁と観覧船の運航を延期。14日に岐阜県で新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が解除されたため、漁のみを開始した。

 長良橋上流の河川敷には、風物詩を楽しもうと市民らが訪れた。感染予防のため、看板で人との距離を取るよう呼び掛けられ、見物客は例年とは違う雰囲気の中、じっと川面を見つめていた。

 漁では、6隻の鵜舟が川を下り、鵜匠が巧みな手縄さばきを披露。横一列になって鮎を追い込む「総がらみ」もあり、見物客は伝統の技を楽しんだ。

 市鵜飼観覧船事務所は観覧船の早期開始に向け、乗船人数を減らしたり、船上での食事をやめたりする対策を検討している。

 関市の小瀬鵜飼は6月1日から、漁と観覧船の運航を開始する予定。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会