ホテル救う未来の宿泊券 料金前払い、当面の資金に

2020年05月24日 08:30

  • 宿泊券の購入を呼び掛ける辻晃一社長=美濃市本住町、NIPPONIA美濃商家町 
  • 古民家を改修したホテルの外観=同 

 新型コロナウイルスの感染拡大で宿泊業が深刻な打撃を受ける中、岐阜県美濃市本住町の古民家ホテル「NIPPONIA(ニッポニア)美濃商家町」は、宿泊日を決めずに料金を前払いする「未来に泊まれる宿泊券」の取り扱いを始めた。事業継続に向けた当面の運転資金に充てる。

 ホテル予約システムの開発を手掛ける「CHILLNN(チルン)」(京都市)が4月上旬から提供するサービスを利用しており、既に約50組が購入した。

 同ホテルは昨年7月に開業。江戸時代からの商家が立ち並ぶ市中心部のうだつの上がる町並みにあり、築100年を超える古民家を改修した。運営するまちづくり会社「みのまちや」は滞在型観光の拠点と位置付ける。

 春夏の行楽シーズンを前にコロナ禍に見舞われ、辻晃一社長は「4、5月の売り上げはほぼゼロと厳しい状況」と危機感を示し「今は市が目標とする滞在型観光の充実に向けて備える期間。地域の未来に投資する気持ちで購入してほしい」と呼び掛ける。

 宿泊券は1枚3万6千円(税込み)。素泊まりの1泊2日で、3人までは追加料金不要。8月を除く6月1日~来年4月30日に利用できる。詳細はCHILLNN公式サイト内の特設ページ「未来に泊まれる宿泊券」で。


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