クラスター対策いち早く 感染警戒システム、県内運用開始

2020年05月31日 08:20

スマートフォンでQRコードを読み取る来館者=30日午後1時50分、各務原市川島笠田町、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ

スマートフォンでQRコードを読み取る来館者=30日午後1時50分、各務原市川島笠田町、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ

 岐阜県内施設などの来場者から新型コロナウイルスの感染者が確認された際、同じ日に訪れていた人にメールで連絡する「県感染警戒QRシステム」の運用が30日、県内の観光施設などで始まった。

 緊急事態宣言の解除を受けて徐々に人の動きが戻る中で、新たなクラスター(感染者集団)をいち早く封じ込める目的で県が導入した。システムは、来場者が施設に掲示されたQRコードをスマートフォンなどで読み取り、メールアドレスを入力するもの。感染者が同じ日に施設を訪れたことが判明した場合、登録した人にその事実や対応方法などをメールで伝える。利用は任意で、名前や電話番号を入力する必要はなく、メールアドレスは60日後に削除される。

 各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふでは、入り口で来場者が検温や手指の消毒の順番を待つ間に、スマートフォンをかざして登録する姿があった。市内の20代のカップルは「簡単に登録できた。万一の場合に連絡をもらえたら、家族や周りの人に迷惑を掛けずに済む」と話していた。スマートフォンを持たない人向けには、名前や連絡先を記入するアンケートへの協力を呼び掛けた。

 岐阜市もシステムを導入し、岐阜城や大河ドラマ館、みんなの森ぎふメディアコスモスなどで運用を開始。来月からは県の公共施設や高山市など26市町村でも導入していく。


カテゴリ: 政治・行政 新型コロナウイルス