東海3県間、観光移動緩和 振興策で連携

2020年06月01日 08:04

 岐阜、愛知、三重の東海3県の知事は31日、政府が新型コロナウイルスの対応として1日から首都圏の4都県と北海道以外との移動の自粛要請を解除することに伴い、観光を含めた3県間の移動の自粛を切り替え、深刻な打撃を受けた観光の振興策を連携して段階的に取り組む共同宣言をまとめた。

 政府は都道府県をまたいだ観光は19日以降に求めているが、3県は普段から往来が多い経済圏であることから前倒しを決めた。3県は新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除後の5月16日、県境を越える不要不急の移動を控えるように共同メッセージを出していた。

 テレビ会議で古田肇知事は、3県の住民を対象とした宿泊割引クーポンの発行や共同の情報発信などを提案。三重県の鈴木英敬知事が示した高速道路を活用した3県周遊の促進キャンペーンも合わせ、検討することに合意した。今後、段階的に観光業を後押しする施策を講じる。

 古田知事は今後、団体旅行から家族や個人旅行への移行が加速すると予測した上で「安全で安心、責任のある観光を強みとして生かせるか。新しい生活様式に即した観光資源を発掘したい」と述べた。また「世界の観光は動き始めたら早いという。インバウンド(訪日外国人客)への準備も抜かりなく進めるべきだ」と呼び掛けた。


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