白川郷は1カ月ぶり閉鎖解除 人出は少なく

2020年06月02日 08:30

閉鎖が解除された合掌造り集落を散策する観光客=1日午後3時10分、大野郡白川村荻町

閉鎖が解除された合掌造り集落を散策する観光客=1日午後3時10分、大野郡白川村荻町

 岐阜県大野郡白川村荻町のユネスコ世界遺産「白川郷合掌造り集落」では1日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために続けてきた閉鎖が1カ月ぶりに解除された。高山市内の土産店も一部で営業を再開し、岐阜市内の宿泊施設も感染対策を徹底しながら営業再開に向かっており、県内の経済活動が再び動き始めた。ただ、県内各地の観光客はまばらで、新型コロナの影響は色濃く残り、先行きはいまだ見通せない状況だ。

 白川郷合掌造り集落は、5月2日からの原則閉鎖を解除したが、村営駐車場には車が常時10台程度で、集落内はひっそりとしていた。東京都から訪れた男性(79)は「人が少ないのには驚いたが、景観をゆっくり見られた」。土産物店を営む男性(42)は「この人出では売り上げの見通しは立たない」と苦笑。民宿の多くが6月末まで休業し、この日再開した土産物店は少ないという。

 高山市の古い町並みも観光客は少なく、1日に再開した店舗は全体の半数以下だった。再開を見合わせた土産物店の女性は「飛沫(ひまつ)防止のビニールシートをまだ取り付けていない。再開は今月中旬ごろ」と話した。

 岐阜市の岐阜長良川温泉旅館協同組合では、加盟する7社のうち、岐阜グランドホテル、都ホテル岐阜長良川、料理旅館きんかは営業を始めている。ホテルパークは5日からと、順次本格的に営業を再開する予定。組合では「新しい形のおもてなしを提供したい」と、感染対策の独自のガイドライン作りも進めている。


カテゴリ: くらし・文化 新型コロナウイルス