全国200カ所、終息願う花 花火プロジェクト

2020年06月02日 08:48

悪疫退散を祈願して鵜飼の総がらみに合わせて打ち上げられた花火=1日午後8時1分、岐阜市の長良川(2枚を合成)

悪疫退散を祈願して鵜飼の総がらみに合わせて打ち上げられた花火=1日午後8時1分、岐阜市の長良川(2枚を合成)

 新型コロナウイルスに打ち勝とう―。悪疫退散を祈願した花火が1日夜、岐阜市の長良川河畔で打ち上がった。緊急事態宣言が全国で解除されたのを受け、47都道府県の200カ所以上で一斉に花火を上げる「チアアップ! 花火プロジェクト」の一環で行われた。

 江戸時代に悪疫や悪病の退散を願って花火が始まったとされることから新型コロナの終息を願い、全国の花火業者163社が午後8時から一斉に、数分にわたり花火を打ち上げた。人が集まるのを避けるため、打ち上げ場所は告知せずに行われた。

 長良川河畔では、村瀬煙火(岐阜市)がスターマインなど約50発の花火を打ち上げた。長良川鵜飼の鵜舟6隻で鮎を追い込む「総がらみ」の光景も重なり、右岸の長良川プロムナードでは、花火を偶然見た市民らが歓声を上げ、拍手が湧き起こった。散歩途中だった女性(72)=岐阜市長良福光=は「一時でもコロナを忘れることができ、勇気づけられた」とほほ笑んだ。

 村瀬功専務(34)は「花火は皆さんに元気を与えられる力がある。前向きな気持ちになってもらえたならうれしい」と話した。

 県内では、ほかに二つの花火業者も参加。高木煙火(大垣市)が大垣市付近の相川支流の泥川で25発を、アクシス(揖斐郡揖斐川町)が揖斐川町の揖斐川河畔で15発を打ち上げた。


カテゴリ: くらし・文化 新型コロナウイルス